2005年公開の韓国映画。
日本では2006年10月28日公開。
音楽は久石譲が担当している。
舞台は朝鮮戦争が激しさを増していた1950年11月。
太白山脈の奥地にトンマッコルという小さい村があった。
そこの村人は戦争が起きてることなど露知らず平穏に暮らしていた。
そんなある日、村に3組の不思議な客がやってきた。
空から飛行機と共に落ちてきたアメリカ軍兵士。
ヘルメットを被った韓国軍兵士たち。
そして韓国と対立している人民軍兵士たち。
最初は敵対していた韓国軍兵士と人民軍兵士だったが、
村に親しんでいくうちにいつしか互いの敵対心が消えていくようになる。
しかし戦争の脅威はこの村をも蝕んでいこうとする。
なんともメッセージ性に優れていて映画としても綺麗に出来上がっている作品だと思った。
暗くなりがちな戦争を背景とした映画を楽しく見せ、かつコメディで終わらせない。
舞台は韓国だが戦争を知らない人間(自分も含め)に必要なことが描かれている。
正直、分かりやす過ぎる為に見終わってスッキリし過ぎてしまう。
とはいえ未だ戦争は無くならないのだから
こういったメッセージを発信し続けることもまた必要なことだ。
日本の子供には朝鮮戦争の話は太平洋戦争ほど聞き慣れたものではないので
対立している意味や関係が理解し辛いかもしれない。
映画自体の描写は面白く、特にイノシシとの格闘(音楽が音楽ナだけにタタリ神にも見える)は
舞台を見ているようでもある。(この作品自体のもとが舞台なためか)
そして、この映画の裏テーマは「食べる」ということだ
冒頭、逃げてきた韓国軍兵士が食べる「おにぎり」
爆破されてしまった「食物倉」
その後振舞われる「いも」
食べ物の収穫
イノシシの肉を囲んでの団欒
そして長老が言う指導力の秘訣「よく食わせること」
このように、この作品には一貫して「食べる」という行動が伴っているのだ。
腹さえ空かなけてば世の中の争いごとは半分は減るという。
ともあれ戦争は国同士の争い。人と人の間には国境は無いのでは?と思える作品だ
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